心配性の人は几帳面で真面目な人が多い傾向があるのですが、何かにつけて未来が不安になってしまいます。例えば、就寝時間になっても心配性の人はなかなか寝付くことができません。なぜなら「ひょっとしたら目覚し時計が壊れていたら起きれないかも?」と不安を抱いてしまうからです。そして目覚まし時計を2つ用意したとしても、心配は収まりません。「ひょっとしたらこちらの目覚まし時計も故障したらどうするんだ?」となるわけです。結果的に、目覚まし時計を5つも6つも用意した挙げ句、その不安を収めることができず緊張して眠れなくなってしまいます。

<心配性のデメリットとは>

心配性の人は、将来に対する漠然とした不安を心に常に抱いています。起こるか分からない失敗リスクに敏感で、それに対する最悪の事態を想定して、緊張を強いられています。
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ですから、どんなに安定した成果を上げても社会的にどんなに成功を収めても、心が不安から逃げられないという状態にあります。

その結果、ストレスが蓄積されていき、エスカレートすると鬱病など心の病に陥ることも少なくありません。

また、将来に対する不安が募ると失敗を極度に恐れるようになり、何かに挑戦するということも避けるようになっていきます。

そうなるとせっかく実力があっても人生に到来するチャンスを自らことごとくつぶしていくということにもなりかねません。

<心配性のメリットとは>

心配性の性格はマイナス要因で語られることが少なくない思いますが、実は大きなメリットがあると感じます。というのは、将来の失敗リスクに敏感であるからこそ、その不安を解消するために全力で仕事や勉学に励むことができるからです。

例えば、会社のプレゼンを控えている心配性の社員は、他の社員がやらないようなすごい準備をしてくるとある経営者から聞いたことがあります。本人からすると、失敗して叱られるのが怖いという動機で準備作業をしたにせよ、充実した書類のレジュメ、整理された話す内容、完璧な商品知識など、プレゼンを聴いた人から大きな信頼感が得られることは間違いないでしょう。

実際のことろ、仕事や勉強を極めた人の中には、不安症の人が高い割合で含まれています。例えば、『心配性だから世界一になれた』の著者である世界的なパティシエである小山進社長は、大人気ロールケーキ「小山ロール」で知られるパティシエエスコヤマをつくりあげた人物。『心配性だから世界一になれた』のなかで小山氏は、心配心は慢心を防ぎしっかり先手先手を打つ習慣が身についたといった旨も述べています。心配性だったからこそお客に100%満足してもらえるスウィーツを全力で探求しその道をきわめることができたのでしょう。
amaon>>「心配性」だから世界一になれた――先手を打ち続けるトップの習慣

<心配性のメリットを生かすには?>

心配性の人が抱える不安や心配は根拠がないことが少なくありません。それでも失敗をする可能性が1%でもある以上、それを絶対的な脅威として捉えてしまうのが心配性の人の考え方です。そこでは、それが例え小さな失敗リスクであっても拡大解釈して認識されてしまっています。また、それらが絡み合い脳が処理できていないため更なる不安や心配が次々と押し寄せてきます。ですから、まずは複雑に絡み合った問題を整理してあげることが不安を解消するためには重要です。

具体的にはノートに、不安だと思う要素を書き出してみてひとつひとつ検証しながら解決策を考えてみることが有効な手段だと思います。ノートに書き出してみる作業を通して頭が整理され不安に感じてる諸々の問題が適正の大きさに認識されるようになるからです。

例えば、まずは以下のように、不安に思っている事柄をひとつひとつ書き出してみることからはじめます。
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@書類を書き間違えて上司に叱られるかもしれない
A不況の世の中で今の貯金では不安だ
B嫌な先輩と顔を合わせたら緊張をせねばならない
C電車に乗り遅れて会社に遅刻するかもしれない
D資格試験に落ちて恥をかくかもしれない
E交流会で初対面の人と会話をできるか不安だ

ひとつひとつの不安要素を眺めてみて、次に、その問題に対する感想とどのようにすればその問題をクリアできるのかを書き込んでみるわけです。例えば以下のように

@書類を書き間違えて上司に叱られるかもしれない
→念のため書類を2回チェックする体制にしてみるか。あと、どこをミスしやすいか記録をとってみよう

A不況の世の中で今の貯金では不安だ
→副業をアルバイト雑誌で探してみよう。家計簿を付けてみるのもよいかもしれないな。

B嫌な先輩と顔を合わせたら緊張せねばならない
→それもお金をもらうための仕事の一環として割り切って考えよう。先輩の長所探しを意識的にやってみよう

C電車に乗り遅れて会社に遅刻するかもしれない
→念のため、明日から一本前の電車に乗るようにしてみよう。

D資格試験に落ちて恥をかくかもしれない
→仮に落ちたとしてもそれを通して知識が少しでも増えたら人生にはプラスだと考えよう。

E交流会で初対面の人と会話をできるか不安だ
→交流会参加者の情報を集めて今から会話の内容を考えておくのも良いかもしれないな

<まとめ>
心配性の性格の人は、起きるか起こらないか分からない将来の諸問題に不安を抱え、ストレスをためこんでしまいます。しかし心配性であることはデメリットだけでなくメリットもあります。それは、細やかなところに目が行き届き仕事や勉学など全直で取り組むことができるという点です。そのメリットを生かすためには、漠然とした不安に襲われたら、ノートに不安要素を書き出してみて整理して考えてみることが有効です。

明るい心で生きることは健康な生活につながります

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人生にはさまざまな試練があろうと思います。時には努力をしてもうまく道が開けないことや、八方ふさがりになって絶望的な思いをすることもあるかもしれません。ただ、そういった試練から感じる恐怖感や心の悩みというものは、少し視点を変えるだけで何もなかったように解消することもあるものです。そういった自身の心をコントロールするノウハウをある程度体系的に習得しておき、現実社会で壁にぶち当たったときに実践していくのがベストではないかと思います。そうして試練を乗り越えていくことで精神的に成長するとともに、確固たる自信が芽生えてくるからです。たった一度きりの人生、恐怖や不安におののいて何かに追われるように消極的に生きるよりも、自分に自信を持ち、前向きな気持ちで力強く前に進んでいきたいものです。
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心身共に健康的で明るく生きていくことが人間にとって何より大切だと思います。