心配性の人は、特に何か危機が迫っていなくても常に追われるような不安に包まれています。仕事が順調で安定した地位にいても、「明日、致命的な失敗をしでかすかもしれない」「信頼は明日失墜するかもしれない」などと不安に考えてしまいます。

それらは、何か失敗を予見する材料があるというわけでもありません。特に何も根拠がなくても、将来起こりうる失敗リスクが少しでも想定されれば、それは絶対的な脅威として不安や心配を抱く種になってしまうのです。
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とりわけ、想定される最悪の事態について考えはじめると、どんどん悲観的な方向に発想は展開していきます。

しかし、将来や未来は誰にも予見できるものではありません。不安に思っていることが起こらないということも往々にしてあることですし、むしろそういったケースが多いです。

しかし不安症の人は、いかなる状況であれ、うまくいく可能性については思考が傾かず、起こる可能性が例え低くても、失敗する可能性について思考を集中させてしまいます。

不安症といえば、例えば、大手企業に勤めているある心配性の人からは、明日会社が倒産するかもしれないという不安で悩んでいるという話を聞いたことがあります。大規模な企業が予兆もなくいきなり倒産する可能性はほぼ0に限りなく近いわけです。しかし本人にすれば、それが可能性が0ではないといえない以上、怖くて怖くて仕方がないというのです。そして、会社が倒産する夢を見ては夜中にうなされることもしばしばのことなのだとか。

また、ある心配性の人は、買い物に出かけたとき途中で引き返して、家に戻ることがしばしばあるそうです。というのは、ガスの元栓を閉めたか、カギをかけたかなど、家の戸締りを完璧にしたかどうか自信が持てなくなるのだとか。それは何度も確認して家を出たにも関わらずです。

その不安は歩いているときにどんどん高まり、「やっぱり念のためにもう一度だけ確認しておいた方がよいかも。でもせっかくここまで来たのに・・」と迷った挙句、再び長い時間をかけて家に帰るようです。そして、きちんとカギがしまっていることなど確認して「ああ、良かった〜」と安堵するようなことを繰り返しているのだとか。

客観的な目で考えると、上記の事例のような心配性の人は、そこまで心配する必要はないのではないかと映ります。しかし、本人からすると、一生に関わるといっても過言ではない大問題であり、ひとたび心配になれば、不安と恐怖に包まれ、半ば判断能力を失った状態でそれを行動に移してしまうのです。

そのように心配性の人が不安になる原因は、本人の危機意識が高すぎることと、思考の焦点を未来に合わせすぎている点にあると思います。
無意識のうちに未来を分析し、失敗リスクを想定し完璧に処理しようと脳が稼働している状態なのです。しかしどんなに対策を立てても、失敗リスクは減らせても0にはならないですし、新たな問題はどんどんあらわれてくるだけに、常に不安のために緊張している状態を余儀なくされてしまいます。
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なぜか分からないけれど、不安で不安で仕方がない。

そんなときは、大抵は問題が混在しており、脳がその処理に間に合っていないことが多いといわれています。

ですので、例えば、不安に思うことを紙に書き出して眺めてみるだけでも、そういったときに効果的だと思います。また、そこでは、同じような性質の問題をひとくくりにすればシンプルないくつかの不安要素にまとめることが可能であるはず。問題を数点に絞ることができれば、それだけでも安心ですし、あれもこれも不安になるという状態から逃れることができます。

あとは、ひとたび失敗リスクを回避する準備をしたならば、気持ちを切り替えるとあらかじめ決めておくことです。いつまでもその問題に固執して心配するのではなく、成功で切りぬけるイメージに時間とエネルギーを使うことに思考をシフトするのです。人間の脳は一度にたくさんのことを同時に考えることが苦手です。未来の成功イメージを描くことを行っていたら、その間、未来に不安要素を発見することはほとんどできなくなるのです。

心配性な人は、もともと危機意識が高く未来を想定する能力に長けている人です。ですから、未来に対して感じる不安を完全に払しょくしようと思ってもなかなか難しいと思います。しかし、問題を整理して数点にまとめ、リスク回避の努力をすればあとは成功イメージをすることに思考をシフトすることで、気持ちが随分楽になってくると思います。

明るい心で生きることは健康な生活につながります

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心身共に健康的で明るく生きていくことが人間にとって何より大切だと思います。