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会社組織にはさまざまな性格の人間がいるものです。せっかく苦心して入社した会社でも、高圧的な上司や先輩がひとりでも社内にいると、その会社生活は一変して地獄と化してしまいかねません
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高圧的な上司や先輩は、事あるごとに部下や後輩の細かい作業内容・言動をチェックしています。

そして(彼らの基準で)少しでもやり方が違っていたとき、人格を否定するような言葉で怒鳴り飛ばしたり、ときには暴力を振るったりします。

例えば、
「てめえのせいでこっちは迷惑してるんだよボケ!」
「お前、脳がないんか?ゴミクズが!」

など、そんな暴言を平気で部下に放ちます。ですから、真面目で繊細な人に限って、そういった高圧的な上司や先輩の言葉を真に受けて思い悩んでしまいます。

そして、そういった高圧的な上司や先輩に叱られるのが怖くて、会社に行くのがつらくなってしまいます。それが高じるとうつ病や胃潰瘍にもなってしまいかねません。

そもそも高圧的な上司や先輩は、どうして部下や後輩を支配的な言動や態度で圧倒しようとするのでしょうか。

それは、かつて自分もそのように高圧的な人間から支配された過去があるからです。

たとえば、ある高圧的だと自覚している知り合いは、小さい頃に、父親が異常なほど厳格な人で、支配されてながら惨めな子供時代を過ごしたそうです。

少しでも父親の癪に障るようなことがあれば、暴言とともに皿やら鉄拳がとんでくるという辛い日々を送ったのだとか。

そして、気が付いたとき、一方的に支配されてきた状況から身を守るために、自身の性格も高圧的になっていたのだそうです。

それは一例かもしれませんが、高圧的な上司や先輩は、過去に大人や先輩から、一方的に支配される構図の辛い境遇のなかを生きた経験を持つ人が多いようです。

そしていつしか、他者をいたわる心のゆとりがなくなり、暴言を吐いて自分より弱い者を支配するようになった。

そこには、次は自分自身が支配者になることで被支配者に戻りたくないという心理が働いているのでしょう。
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では、社内にいる高圧的な上司や先輩によって支配されている人は、彼らとどのように接するとよいのでしょうか?

それは、そういった彼らの心理を理解した上で、ビクビク怖気づかないことが重要だと思います。

相手に負けないくらい声を大きく出すつもりで、威嚇など全く効いていないということを見せつけるのです。

高圧的な上司や先輩が、高圧的な態度や言動で威嚇してくるのは、自分自身に自信がなく、二度と支配されたくないという恐れがあるためです。

彼らは、強そうに見えて、実は臆病でそんな弱い人間なのです。

ですから、確固たる自信を持って威嚇しても一切怖れない人を高圧的な人は苦手とするのです。

なぜなら、彼らは自分より弱いと想定される人間を威嚇し、怖がっているのを確認することで精神のバランスを保っているからです。

威嚇しても効き目がなければ、彼らは精神バランスを保つ手段を失い面食らうのです。

「こいつは支配できない。逆にやられるかもしれない。やばい・・」そう思ったとき、高圧的な上司や先輩は、その高圧的な態度や言動を一変し迎合していきます。

高圧的な上司や先輩が、自分より立場が上の人間にへこへこ媚びへつらうのはそのためです。

威嚇しても動じることのない自分に自信を持っている人間は、他人の弱い部分を見透かして指摘してくる可能性があります。

また、その強い力で反撃してくるかもしれない。ですから、高圧的な上司や先輩は、強い人間に対しては、態度を一変させて自身の身を守ろうとするのです。

高圧的な上司や先輩を撃退する最善の方法は「自分に対して絶対的な自信を持ち、怖がらないこと」なのです。

びくびくとした態度を一切あらわさなければ、彼らは自身の身を守るために手を緩めざるをえないのです。
ですから、高圧的な上司や先輩と接するときは、(心情的には)対等またはそれ以上の位置に自分はいると思い込んで接するくらいがよいかもしれません。少なくと、自分はこの人より下のポジションだと考えてしまえば高圧的な言動の餌食になってしまうことでしょう。
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「叱られないよう注意しよう」「先輩に認められるようミスをしないぞ」といった低いポジションに自分を置いた心理では、ビクビクしてしまい、相手に一方的に支配された状況になってしまいます。

もちろんそういった心理状況を保つことで仕事のスキルを磨くことにもつながるかもしれませんが、一方的に支配されたら彼らの思う壺です。相手が用意した支配ー被支配の関係が明確にある土俵に安易に乗らないことが重要なのです。

ビクビクして相手のことを怖れれば怖れるほど、その支配ー被支配の構造は強まります。そして結果的に、分かち合えるという関係性を築くのは夢のまた夢という状況になってしまいます。

ではどうすればよいかというと、対等にこちらの意見を相手に伝える土俵を自ら設定することです。相手に自分の意見を伝えるといっても、社内での立場上、悪い部分を指摘するなどしたら、それこそ相手は激怒して徹底的にやられるでしょう。ですから、その逆のことをする、つまり、相手の良い部分を探しそれを本心から感じて褒めるわけです。

例えば、その上司や先輩が表彰されたり、優れた業績をあげたり、何か武勇伝のようなものがあれば、それを本心から凄いと思って褒めることです。彼らは、小さい頃虐げられてきたため褒められた経験が少ないはず。それだけに、他人に認められたいという願望が人一倍強いのです。ですから、そういった点を抑えて褒めることで、「うっせえ、お世辞言いやがって」など言ったとしても、内心は嬉しいわけです。

また、実際のところ、高圧的な上司や先輩は、辛い状況を味わったり乗り越えてきた人が多いですし、負けん気が強いので仕事ができる人が多いです。

いくら性格的に問題があっても、そういった経験・実力は、厳しい社会を乗り切っていくのに大切なことであり、会社にとって財産です。

そういった良い点を意識的に探し、心から凄いと認め、さりげなく褒めることで、高圧的な上司や先輩は「こいつは俺のことを分かってくれているのかもしれない」と徐々に心を開き始めます。

相手の良い点を探してそれを本心から「この人のこういう部分は素晴らしいなあ」と思ったり自然と口に出すことで、それは相手にも少しずつ伝わっていきます。そして、一方的な支配ー被支配の関係は次第に崩れていくと思います。

非常に難しいことかもしれませんが、まずは相手の高圧的な態度や言動に一切怯えないことです。そして相手の良い部分を見つけていくことで、少しずつ同じ土俵で話をできるようになっていくと思います。

とはいえ、現実的には高圧的な上司や先輩の性格は、子供の頃から心身に染みついたものであるだけに、基本的に改善されるということ難しいもの。

ですから、状況があまりにひどいようならば、自分の身を守ることも積極的に考えていくべきだと思います。例えば、社内の信頼できる上司・同僚や相談窓口に相談したり、ICレコーダーに暴言の数々を録音して労働基準監督署や弁護士に相談したりして、自分ひとりで悩まないことがそこでは大切です。

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日々の生活を探してみると、発見できるちいさな幸せの数々があるような気がします

・・↑最近はこちらのブログにも新しい記事を更新しています。

・・夕陽、夜景、農村ほか、絵と文で綴る「日本の旅風景」